インフル集団感染、1人死亡 鈴鹿の病院、患者や看護師14人 三重

インフル集団感染、1人死亡 鈴鹿の病院、患者や看護師14人 三重

【鈴鹿】三重県鈴鹿市安塚町の鈴鹿中央総合病院(森拓也院長)は7日、入院患者の男女10人と女性看護師4人がインフルエンザに集団感染し、患者の男性(88)が死亡したと発表した。

 同院によると2月24日から今月3日までに、4階西病棟でインフルエンザの感染が相次いだ。男性は誤嚥(ごえん)性肺炎で入院し、肺血症の治療を受けていた。27日にインフルエンザと診断を受けた患者と同室だったが、嚥下障害のため抗インフルエンザ薬の予防投与ができず、今月2日に発症、5日に死亡した。

 同院は1日に緊急対策会議を開くとともに、鈴鹿保健所に報告。感染患者の個室隔離や当該病棟の入院患者受け入れ停止など、感染防止拡大に向けた対策を実施。現在入院中の患者についても経過観察など感染防止対策を継続している。

 同院は「万全の感染対策をとってきたが、1人亡くなったことは本当に残念」と話している。

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