衛生管理者~労働衛生~

循環器系

1.心臓の大きさと筋肉の種類
体の血液の循環は心臓の働きによるものです。大きさは約200~300グラムです。心筋は横紋筋ですが、不随意筋です。

横紋筋
・規則正しい横紋が見られるため横紋筋と呼ばれる。骨格筋はすべて横紋筋であるが,内臓筋でも心筋は横紋筋である。
平滑筋
・筋節のない筋肉のことである。自律神経の支配下にある不随意筋であるため、自分の意志でコントロールできない。
随意筋(体性運動神経)
・自己意識下で動かすことの出来る筋肉。骨格筋がこれにあたる。
不随意筋(自律神経)
・自分の意志によって動かすことのできない筋肉。消化管や血管等の内臓にある平滑筋(内臓筋)がみな不随意筋である。

2.心臓の構造・役割
心臓は収縮と拡張を繰り返し、1分あたりに4~5リットルの血液を全身に送り出しています。

心臓自体は『2心房、2心室』で上が心房、下が心室です。血液の循環には体循環と肺循環があります。